介護業界に革新: HELP YOUのAIセミナーが描いた人手不足を解決する新たな可能性

オンラインアウトソーシングサービス「HELP YOU(ヘルプユー)」を運営する当社は、2015年よりフルリモート前提で創業し、現在、約500人が日本全国・世界35カ国からオンラインで業務を遂行しています。
このたび、HELP YOUがご提供した「Chat AI活用セミナー」により、鳥取県介護支援専門員連絡協議会中部支部(鳥取県鳥取市)でのAI活用推進の兆し、ヒントが公開されました。介護業界全体で広がる人手不足の課題に、AI活用がケアマネージャーの仕事にどのような変化をもたらすのかについて伺いました。

<インタビュー詳細>
【介護業界:ケアマネージャー】AIツールで最適なケアプラン「Chat AI活用セミナー」を実施
https://help-you.me/blog/interview-totori-nursingcare

介護業界の人材不足の現状

少子高齢化がますます進む日本において、介護業界での人材不足は深刻です。厚生労働省が発表した、介護職員の必要数は、2040年度には約280万人にのぼると見込まれています(※1)。ところが、2011年以降は一貫して人口が減少していることに加え、2018年には65歳以上人口が0~14歳人口の2.3倍となる(※2)など、未来の労働者が不足していることは明白です。

※1 「介護人材の確保、介護現場の生産性向上の推進について」(厚生労働省)https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000967545.pdf

※2 「統計が語る平成のあゆみ」(総務省統計局)https://www.stat.go.jp/data/topics/topi1191.html

HELP YOUの「ChatAIセミナー」開催後の感想やAI活用への想い(インタビュー記事より一部抜粋)

このような危機的状況の中、鳥取県介護支援専門員連絡協議会中部支部では、AI活用による人材不足対策に積極的に乗り出しています。9月には、HELP YOUが同団体へ向けた「Chat AI活用セミナー」を開催し、業務効率化やケアの質向上のご提案を行い、同団体のAI活用支援を行いました。

AIセミナー実施の背景

私たちの業界でChatGPTなどのAIツールを活用しているところはまだ少数だと思います。しかし、介護業界でも、仕事にAIを取り入れるのが当たり前になる時代が必ず来るでしょう。国の方針でも、ケアプランの作成にAIを活用する話が出ていると聞いています。将来を見据えて、私たちの業務のどういった部分でAIを活用できそうか、考えるきっかけにしてほしいと思いました。

介護は、専門的であり複雑性がある仕事なので、現状はまだAIで対応できる業務は限定的だと思います。しかし、上手く活用することで、仕事の質が向上するのであれば、取り入れない手はないでしょう。日々の業務に即した実践的な内容でAIの可能性を伝え、参加者に「ちょっと使ってみよう」と思ってもらうことが目標でした。

開催後の参加者の反応

参加者の中には、次の日さっそく、「ChatGPTのアカウントを作ってログインしました」と言ってくれた方もいました。セミナー受講前は、AIがどんなものか良く分からなくてハードルが高いと感じていた人が、実際に使ってみようとアクションを起こすまでになったのはとても良い反応だったと思います。

受講後、私自身がかなり積極的に使うようになりました。AIは、柱となるアイデアをくれるので、特に、何か資料のたたき台を作るのには最適だと感じています。アシスタントができた感覚で、作業時間が3分の1くらいにはなりました

専門的な用語を説明する際にも、一般の人に伝わりやすい言葉に変換してくれるので、コミュニケーションツールとしてもとても優秀ですよね。自分以外の視点を持てることが助かっています。

ケアマネージャーのお仕事や介護業界でAIを活用できそうな場面とは

・自分の作成したケアプランと照らし合わせ、抜け漏れの確認

・「こんな運動をしましょう」「このようなベッドの配置が良いでしょう」などビジュアルを使って説明する際のイラストの提案

・研修の資料作成 / 最終レポート作成のたたき台

・BCPなどのマニュアル作成に伴う項目の提案

・デイサービスなどでのイベントやレクリエーションの企画のアイデア出し

AI活用における重要なポイント、今後の展望

・今後私たちの仕事も、AIに頼る場面が増えてくるでしょう。まずは自分の仕事の中で、AIを活用した方が良い業務と自分がすべき業務をしっかり選別することが重要だと思います。

・私は日々の業務で、時間がないことが理由でできないことが増えてきていると感じています。AIで業務を効率化し、ケアマネージャーとして本来やるべきコア業務に優先的に時間を使っていきたいです。

・AIを活用することで業務改善をはかり、多くのケアマネージャーが、自身の仕事の本来の魅力を感じながら働ける環境をつくっていきたいですね。

AIを取り入れることで、本来の業務に専念できるようになれば、私たちの仕事の魅力はもっと多くの人に伝わると思います。そうすれば、この業界で働きたいと思う人が増えてくれるかもしれません。

参考:鳥取県のケアマネ団体向けのAI活用セミナーにHELP YOUが登壇<9月27日(水)開催レポート>

鳥取県のケアマネ団体向けのAI活用セミナーにHELP YOUが登壇<9月27日(水)開催レポート>https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000592.000059127.html

鳥取県介護支援専門員連絡協議会について

介護支援専門員(ケアマネージャー)とは介護保険法に基づく専門職であり、介護を必要とする高齢者の自立した日常生活をサポートするための相談やサービスのマネジメントなどが主な業務です。鳥取県中部地区の介護支援専門員(ケアマネジャー)の職能団体である当協会は、会員のスキル向上を促進するために、研修会や意見交換の機会を企画・開催しています。

事務局所在地:〒680-0201 鳥取県鳥取市伏野1729-5

URL:https://www.tori-care.jp/

・オンラインアウトソーシングサービス「HELP YOU(ヘルプユー)」とは

さまざまなスキルセットを持った優秀なアシスタントチームがあなたの仕事をサポートする業務効率化のサービスです。バックオフィス系の業務(人事、経理、営業事務、資料作など)をオンラインアウトソーシングとして請け、コア業務に集中できる環境作りに貢献します。

メンバーはアメリカ・フランス・ドイツなど世界35カ国に、東京都、宮城県、大阪府、福岡県など全国各地にいます。

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