AIを活用した業務効率化のカギはプロンプト!使い方を徹底解説セミナー<4/20開催レポート一挙公開>
オンラインアウトソーシングサービス「HELP YOU(ヘルプユー)」を運営する当社は、2015年にフルリモート前提で創業し、現在、約500人が日本全国・世界35カ国からオンラインで業務を遂行しています。
弊社では、2023年2月に、HELP YOU AIラボを立ち上げ、さらなる生産性向上と業務効率化を目指し、実験的にChatGPTを社内で活用しています。ChatGPTで適切な回答が得られるかどうかは、質問の立て方(プロンプト)によって左右されます。4月20日(木)のセミナーでは、仕組みを理解する前と後で、回答の精度が上がるのか、「ChatGPTの構造理解」と「ChatGPT実践ワークショップ」の2本立てでお届けしました。当日の模様をお届けします。
・セミナーについて
▼開催概要
ChatGPT実践ワークショップ~プロンプト学ぶ前と後でどう変わる?~ |
◆開催日時:2023年4月20日(木)12:00~13:00
◆集合場所:オンライン(Zoomミーティング)
◆所要時間:60分
◆参加費 無料(事前登録制・100名限定)
▼開催趣旨
オンラインアウトソーシングサービス「HELP YOU」では、HELP YOU AIラボを立ち上げ、さらなる生産性向上と業務効率化を目指し、実験的にChatGPTを社内で活用しています。ChatGPTは聞き方によって適切な回答が得られるかが左右されます。今回は仕組みを理解する前と後で、回答の精度が上がるのか、「ChatGPTの構造理解」と「ChatGPT実践ワークショップ」の2本立てでお届けしました。
・当日の様子
◆参加者アンケート
今回のセミナーでも、はじめに「どれぐらいの頻度でChatGPTを使用しているか」について参加者にアンケートをとりました。
ほぼ毎日:32% 週に2~3回程度:41% ほとんど使っていない:23% 使ったことがない:5% |
前回のセミナー(4月13日実施)では、「ほぼ毎日」と回答した方が28%だったのに対し、今回は32%と上昇していました。一方で、「週に2、3回程度」「ほとんど使っていない」「使ったことがない」と回答した方が全体の69%と、日々の業務においてはまだうまく活用しきれていないことが分かります。
◆実践ワークショップ(4/13開催分と同内容でお届けしました。)
どのような質問をすれば、期待する回答が得られるのか、ChatGPTを使いながら実践していきました。
①「○○について教えてください」と聞いた場合
長い文章での回答になりました。どこが重要なポイントなのかが少し分かりにくい印象です。
②「○○について、具体例を交えて教えてください」と聞いた場合
指示通り、「例えば~」と例を交えた回答が得られました。具体的例が知りたいときに効果的です。
③「○○について簡潔に箇条書きで教えてください」と聞いた場合
今までのように文章での回答ではなく、箇条書きでの回答が得られました。こうすることで、ポイントを洗い出しやすくなります。
◆アウトプット例
その他にも様々なアウトプット形式で情報を得ることができます。
①箇条書きで表示
「記事を書くための変数とステップを洗い出して、まとめてください」と指示を出すと、必要なステップ(進め方)をまとめた回答が得られました。すべて箇条書きで情報が出てきます。
②表形式で表示
「テーブル方式でまとめてください」と指示を出すと、記事を書くために必要なステップを表形式でまとめてくれます。先ほどの箇条書きでの記載に比べ必要なステップが見やすくなりました。
③1つの表にまとめて表示
「ステップ(進め方)」「処理の手順」「結果」「変数」など必要な情報を指定すると、それらを1つの表にまとめてくれます。先ほどの表形式では、「変数」「ステップ」が異なる表でまとめられていましたが、「フォーマットにまとめてください」と指示することで1つの表に集約させることができます。
④回答精度を上げたい場合
「あなたは○○のプロです。専門家として回答をしてください」と指示を出すことで、より専門的な答えを得ることができます。
▼プロンプト例
##あなたはプロの〇〇です。プロの観点から下記の質問に回答してください。## |
⑤何を情報として入れたらいいかわからない場合
質問を繰り返していき、不足している情報を洗い出すことで、最終的に必要な情報を得ることもできます。
▼プロンプト例
##これからゴールを提示します。ゴールまでに必要な情報がもし不足していれば、質問して不足を無くしてください。不足がなくなるまで、質問を繰り返し、不足がなくならない限りはアウトプットをださないでください。その回答を元にゴールまでの道筋を再設定し、ゴールを達成できるようにしてください。理解できればOKと言ってください## |
◆これからの人とAIとの働き方
最後に、5つの分業パターンについてご紹介しました。
・一型:人だけで仕事をする
・T型:人の仕事をAIが助ける
・O型:人の仕事をAIが広げる
・T型:AIの仕事を人が補助する
・I型:人の仕事をAIが完全代行する
AIと人との協創社会になるこれからの時代には、「人の仕事をAIが補助する」T型から「AIの仕事を人が補助する」逆T型への推移に対応できる人材が、求められていくのではないかと考えています。
・参加者アンケート
視聴者の参加目的
・ChatGPTのより効率的な活用方法を知りたい
・ChatGPTのことは知っていますが、知識が浅いため情報収集を目的として参加した
・ChatGPTへの指示の出し方を知りたい
・ChatGPTを業務に活かす方法を身につけたい
・ChatGPTにプロンプトの入力するときのコツを知りたい
参加者の参加目的達成率
目的は達成されましたか?
セミナーのアンケートデータによると、参加者の90.7%が今回のセミナーへの参加目的が「達成された」「おおよそ達成された」と回答しました。
・解説者:HELP YOU AIラボメンバー 森 勝宣
<解説者プロフィール>
早稲田大学卒業後、マーケティング会社でリサーチツールの法人営業や海外調査案件に従事。ニットにジョイン後は、マーケティングと新規事業開発を担当。HELP YOUのマーケ戦略策定、オウンドメディア編集長、広告運用、セミナー企画など、マーケティング部門の責任者を担当。現在、海外事業部を立ち上げ、日本企業の海外進出を支援するHELP YOU+海外進出の事業責任者。2023年2月よりHELP YOU AIラボメンバーとして、ChatGPTをはじめとするAIツールの研究を行う。
・HELP YOU AIラボでは最新情報のピックアップと仕事での活用法を研究中
このたび「HELP YOU AIラボ」を発足し、実験的にChatGPTを社内の業務で活用しています。ChatGPTなどのAIを活用する中で、AIにお願いした方がいいこと、誰かにお願いした方がいいこと、自分がやるべきことの3つに業務が分類できることがわかってきました。また、AIが登場してきたことにより、新たに考えられる仕事や、サービス、施策なども見えてくる可能性があります。「HELP YOU AIラボ」を通じ新たな可能性を模索していきます。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000495.000059127.html
・オンラインアウトソーシングサービス「HELP YOU(ヘルプユー)」
さまざまなスキルセットを持った優秀なアシスタントチームがあなたの仕事をサポートする業務効率化のサービスです。バックオフィス系の業務(人事、経理、営業事務、資料作など)をオンラインアウトソーシングとして請け、コア業務に集中できる環境作りに貢献します。
メンバーはアメリカ・フランス・ドイツなど世界35カ国に、東京都、宮城県、大阪府、福岡県など全国各地にいます。
HELP YOUサービスサイト:https://help-you.me/
HELP YOU採用サイト:https://va.help-you.me/
<本件に関するお問い合わせ>
株式会社ニット
広報担当:小澤/中野
電話番号:050-5212-5574
メールアドレス:pr@knit-inc.com