日華化学株式会社へ業務効率化・生産性向上のためのChatGPT活用研修を提供<5/26(金)開催レポート>
オンラインアウトソーシングサービス「HELP YOU(ヘルプユー)」を運営する当社は、2015年にフルリモート前提で創業し、現在、約500人が日本全国・世界35カ国からオンラインで業務を遂行しています。
このたび令和5年5月26日(金)に、日華化学株式会社(本社:福井県福井市、代表取締役社長執行役員:江守 康昌 氏)の社員の方々に向け、「ChatGPT活用研修」を実施いたしました。2月にHELP YOU AIラボを立ち上げた弊社が、AI技術を用いた業務効率化のヒントをお伝えしました。当日のレポートをお届けします。
・ご依頼背景
日華化学株式会社では、社内外のリソースの活用や業務のDX化を検討されており、近年のAI活用による業務の効率化に関しても、一部の社員の方では利用を進めております。さらに多くの社員の方々に対し、業務効率化・生産性向上を推進してほしいという思いから、このたび2月にHELP YOU AIラボを立ち上げ、ChatGPTなどのAI技術を社内で実践的に活用している弊社が、業務効率化のヒントをお届けしました。
・セミナーについて
◆開催概要
対象者:日華化学株式会社の社員の方々
実施場所:オンライン
実施日時:2023年5月26日(金)15:00~16:00
◆セミナーの内容
・ChatGPTとは
・業務で使えるプロンプト
・ChatGPTの利用で気を付けるべきこと
・質疑応答
◆開催目的
社内での業務効率化・生産性向上を推進していただくため
・当日の様子
◆参加者アンケート
はじめに「どれぐらいの頻度でChatGPTを使用しているか」参加者アンケートを実施しました。
ほぼ毎日:2% 週に2~3回程度:12% ほとんど使っていない:23% 使ったことがない:60% |
「使ったことがない」「ほとんど使っていない」が合わせて83%という結果になりました。
◆ChatGPTの基本と構造を理解しよう
そこで、まずはChatGPTとはどういうものなのか、その構造を含めて説明していきました。
ChatGPTとは、あらゆる分野に詳しいスーパーアシスタントのようなもの。
例えば、エクセルの関数が分からないときには、「この列にこの関数を貼って、ここを引用してください」のように、具体的に教えてくれます。また、顧客データの分析をしてほしいときにも、ChatGPTがそれを処理してくれたりもします。
OpenAIのChatGPTに続き、米中の大手企業からも生成AIが次々と参入し、その勢いは止まりません。5月には、日本・世界中でAIの利用に関するガイドラインの制定が発表されました。
◆ChatGPTをはじめよう
ChatGPTを利用するには、アカウントの作成が必要です。参加者のみなさんも、実際に操作しながら視聴できるように、チャットで、アカウント作成ページのURLが共有されました。
まずはログイン方法から説明していきました。
◆プロンプトを理解しよう
期待する回答を得るためには、質問の仕方(プロンプト)が重要になってきます。どのような質問をすれば、期待する回答が得られるのか、実際にChatGPTを使いながらみていきました。
(例1)「〇〇について教えてください」と指示した場合
長い文章での回答が出てきます。そのため、重要なポイントが少し分かりにくいかもしれません。
(例2)「〇〇について、具体例を交えて教えてください」と指示した場合
「例えば~」と指示通りに具体例とともに回答がもらえます。よりイメージがつきやすく、わかりやすい印象になりました。
(例3)「〇〇について、簡潔に箇条書きで教えてください」と指示した場合
文章ではなく、指示した通りに箇条書きでの回答が得られます。こうすることで、ポイントを洗い出しやすくなります。
(例4)「あなたは○○のプロです。プロの観点から下記の質問に回答してください。」と指示した場合
特定分野の専門家として回答してくれるので、より回答精度を上げられます。
(例5)到達したいゴールは決まっているけど、何を情報として入れたらいいかわからない場合
ChatGPTに質問を繰り返しながら、不足している情報を洗い出していくことができます。
◆ChatGPT使用の注意点
ChatGPTに入力した情報は、AIの学習に使われる(社外に流出する)可能性があることを認識する必要があります。そのため、業務で使用する際の対策についても説明しました。
➀ChatGPTではオプトアウトを申請する ②APIを利用する ③クラウド上で利用する |
上記の3点に加え、AIの回答は必ず事実確認を含めて人間がチェックする必要があることも伝えました。
また、AIサービスはまだまだ発展途中のサービスであるため、急に仕様が変わる、サーバーに接続できない、レスポンスが遅い状態になることも考えられるため、継続的に行う業務などでの使用には注意が必要です。
・参加者アンケートより
主な参加目的
・ChatGPTとは何なのか知るため
・ChatGPTの理解と活用方法を深めるため
・ChatGPTをうまく使い、良い回答を得るため
・ChatGPTについて知り、業務で活用したいため
参加目的の達成度
参加した80%の方々が、目的が「おおよそ達成された」「達成された」と回答しました。
全体を通したご感想
・非常に分かりやすかった
・知らないアウトプット方法がたくさん学べてとても勉強になった
・具体的で参考になった
・どんな時に使用するとよいかを考えるきっかけになった
・自我流で使っていましたが、より良いプロンプトの入れ方を教えてもらえてよかった
・より業務に活用できそうだと感じました
・登壇者のご紹介
ChatGPT解説者 <森 勝宣:HELP YOU AIラボ>
早稲田大学卒業後、マーケティング会社でリサーチツールの法人営業や海外調査案件に従事。
ニットにジョイン後は、マーケティングと新規事業開発を担当。HELP YOUのマーケ戦略策定、オウンドメディア編集長、広告運用、セミナー企画など、マーケティング部門の責任者を担当。
その後、海外事業部を立ち上げ、日本企業の海外進出を支援するHELP YOU+海外進出の事業責任者。
2023年2月よりHELP YOU AIラボのメンバーとして、ChatGPTをはじめとするAIツールの研究を行う。
生徒役 <小澤 美佳:HELP YOU 広報>
2008年に株式会社リクルート入社。
2017年4月にはリクナビ副編集長 兼 大学支援推進部首都圏マネージャーとして活動する傍ら、大学の就職課題の解決に向けて、講演や授業等を実施。
2018年には中米ベリーズへ移住/起業。現地旅行会社で日本語ガイド、営業、企画等などを担当。
その後2019年3月にknitにジョインし、CS→人事→営業→広報。オンラインファシリテーターとしても尽力。
2022年には産休・育休を取得し、8月に出産。2023年4月に復帰。現在は広報業務にて、週に2~3回程度ChatGPTを使っている。
※講師の森による解説を生徒役の小澤が聞きながら、実際にChatGPTを使って講演していきました。
・参考)オンライン研修サービスのご紹介
新入社員研修、テキストコミュニケーション研修、オンラインコミュニケーション研修など、フルリモートでの事業運営で培ったノウハウを生かした研修サービスを提供しています。講座はオンラインでもリアルでも実施可能です。ご興味のある方はお問合せください。
https://help-you.me/service/online-seminar/
・日華化学株式会社
<社名>
日華化学株式会社
<本社所在地>
〒910-8670 福井県福井市文京4-23-1
<事業内容>
・繊維工業用界面活性剤の製造、販売
・金属、製紙、塗料、染料、合成樹脂用界面活性剤の製造、販売
・クリーニング、業務用洗剤の製造、販売
・化粧品・医薬品の製造、販売
<代表者>
代表取締役社長 江守康昌
<企業HP>
・オンラインアウトソーシングサービス「HELP YOU(ヘルプユー)」
さまざまなスキルセットを持った優秀なアシスタントチームがあなたの仕事をサポートする業務効率化のサービスです。バックオフィス系の業務(人事、経理、営業事務、資料作成など)をオンラインアウトソーシングとして請け、コア業務に集中できる環境作りに貢献します。
メンバーはアメリカ・フランス・ドイツなど世界35カ国に、東京都、宮城県、大阪府、福岡県など全国各地にいます。
HELP YOUサービスサイト:https://help-you.me/
HELP YOU採用サイト:https://va.help-you.me/
<本件に関するお問い合わせ>
株式会社ニット
広報担当:小澤/中野
電話番号:050-5212-5574
メールアドレス:pr@knit-inc.com